1. 決済依頼はホテルが請求した内容を示し、取引記録は実際に受領した金額を証明します。
2. 正しい予約に入金を一度だけ計上し、ゲストの未払い残高を確認します。
3. 決済事業者の手数料と銀行口座への振込額は別途確認する項目です。これらによってゲストの入金計上額が自動的に変わるわけではありません。
この予約の未払い残高から差し引くべき、決済済みの取引はどれでしょうか。ホテル決済システムの入金消込では、決済参照番号、金額、通貨、該当する宿泊予約を根拠に判断する必要があります。
送信済みのリンクは決済依頼であり、入金の証明ではありません。姓は手がかりにはなりますが、予約参照番号の代わりにはなりません。まず以下の具体例で手順を確認し、その後、不足している証拠に応じた例外対応を参照してください。
ホテル決済システムでの照合例:決済依頼から未払い残高の確認まで
予約参照番号H2048、総額600米ドルの架空の予約を例に考えます。ホテルは予約金として180米ドルの支払いを依頼しました。ゲストのパートナーが支払うため、カード名義人と代表宿泊者の氏名は異なります。追加料金や、それ以前の支払いはないものとします。
決済依頼で支払いの目的を確認する
保存された決済依頼には、H2048、180米ドル、「予約金」が明記されている必要があります。決済環境によっては汎用リンクを再利用できるため、リンクが必ずしも1件の入金に固有の受領証になるとは限りません。
支払い前に宿泊日や料金が変更された場合は、決済依頼を現在の合意内容と照合してください。古い依頼は、システムで定められた手順に従って取り消すか、差し替えます。予約を変更すれば以前の決済ページも自動的に更新されるとは考えないでください。
取引記録で入金の成立を確認する
決済依頼の履歴、参照番号、日時、金額、通貨を使って個別の取引を特定します。対象施設と加盟店アカウントを確認し、記録されている決済結果が成功、保留、失敗のいずれかを確認してください。ゲストが提示するスクリーンショットは決済試行を探す手がかりにはなりますが、記録された決済結果の代わりにはなりません。
H2048に紐づく180米ドルの決済成功記録があれば、支払者名が異なっていても照合の根拠になります。必要に応じて、支払者とゲストの関係を確認してください。信頼できる参照番号がない場合は、氏名が異なることだけで自動的に紐づけたり対象外にしたりせず、追加の証拠を確認します。
予約記録で入金反映後の残高を確認する
その取引がすでに入金計上されていないか確認します。所定の計上手順に従い、決済済みの180米ドルを一度だけ記録してください。客室料金の未払い残高は420米ドルになるはずです。600米ドルでも、ゼロでもありません。
予約と連携したホテル決済システムなら、フロント担当者は予約内容とあわせて入金を確認できます。Smart Orderでは、予約金の支払いリマインダーを再送する前に、記録された入金と該当予約の未払い残高を照合してください。判断すべきなのは、以前に誰かがリンクを送信したかどうかではなく、その金額をゲストがまだ支払う必要があるかどうかです。
支払いリマインダーの再送が必要か、すぐに確認
同じ予約金の支払いを再度依頼する前に、記録された入金と予約の未払い残高を照合しましょう。
銀行口座への振込額は別途照合する
後日、経理担当者が振込明細を確認し、この入金に対応する振込額が175米ドル、決済手数料が仮に5米ドルだったとします。それでも、ゲストが支払った金額は180米ドルです。銀行口座への入金額に合わせることだけを理由に、ゲストの入金計上額を減らして追加の5米ドルを請求してはいけません。
実際の振込には、複数の予約、返金、手数料、その他の調整がまとめて含まれることがあります。決済事業者の明細を使って内訳を確認してください。通貨換算が行われた場合は、元の決済通貨と記録された換算情報を残します。
これらの数値は照合の考え方を示すための例であり、実際の手数料率や振込時期を保証するものではありません。精算内容は、決済事業者の実際の記録に基づいて確認します。
不足している証拠に応じて確認を進める
信頼できる予約参照番号がない場合
決済依頼の履歴、日時、通貨、金額、ゲストへの確認内容を照合します。到着予定の2組が、どちらも180米ドルの支払いを必要としていることもあります。必要に応じて、所定の方法で支払者とゲストの関係を確認してください。
それでも該当する宿泊予約を特定できない場合は、入金を未消込のまま残し、経理担当者の確認に回します。レポート上の未処理項目をなくすために、都合のよい同姓の予約へ割り当ててはいけません。すでに確認した証拠を記録してください。
決済結果が保留中、または一部のみ入金された場合
保留中の決済試行は、入金の成立を意味しません。再度決済を試す前に、現在のステータスと、ホテルの到着時対応・支払いに関する規定を確認してください。
例の予約金のうち100米ドルだけが正常に決済された場合は、100米ドルを記録します。客室料金全体の未払い残高は、予約金の未払い分を含めて500米ドルです。請求した180米ドルの全額が入金されたかのように計上してはいけません。
同じ入金が二重に表示される場合
取引参照番号を照合します。2つの画面に同じ参照番号が表示されている場合は、1件の入金を別々の画面で表示しているだけかもしれません。異なる2つの参照番号で両方の決済が成功していれば、実際の過払いの可能性があります。一方、2回目の決済試行が失敗している場合は、過払いではありません。
経理担当者が状況を確認するまで、支払いリマインダーの追加送信を止めます。二重計上は会計上の訂正手順で修正し、実際に過剰な入金があった場合は返金を検討してください。合計額の見た目を合わせるために、元の証拠を削除してはいけません。
決済は成功しているのにホテル管理システムで未払いと表示される場合
H2048をフロントデスクの予約画面で開きます。手動で入金を追加すると、後から自動計上分と重複する可能性があります。その前に、更新の遅延、支払い方法の誤り、別の宿泊予約への入金の紐づけがないか確認してください。
到着したゲストをお待たせしている場合は、確認済みの入金内容と、未解決の点を具体的に当直責任者へ伝えてください。画面が最新の状態になっていないという理由だけで、二重に支払いを求めてはいけません。
1件の入金が複数の客室分を含む場合
承認済みの配分内容を確認します。300米ドルの入金を100米ドルと200米ドルに分けても、合計は300米ドルのままであり、どちらの配分も同じ決済まで追跡できる必要があります。各客室に300米ドルずつ計上すると、実際には存在しない300米ドルの入金を追加することになります。
配分後は、各予約の未払い残高を確認してください。グループ全体の合計が一致していても、あるゲストに対して、その予約にすでに配分済みの金額を請求している可能性があります。
日次合計の確認に加え、未消込の項目を解消する
例外事項の確認には、ホテルの財務レポートとエクスポートデータを活用します。各項目には、該当する宿泊予約、決済結果、金額、二重計上、振込額の差異のうち、何が未確認なのかを明記してください。その疑問を解消できる担当者に、次の対応を割り当てます。
H2048では、180米ドルの入金を確認して一度だけ計上し、未払い残高が420米ドルであることを確認できれば、フロント担当者は予約金の支払いリマインダーを止められます。経理担当者は、引き続き精算内容を調査しているかもしれません。その確認作業は継続しつつ、ゲストがすでに支払った予約金を再び未払い扱いにしないようにしてください。
予約、取引参照番号、金額、通貨、確認済みの証拠、次回の確認事項を所定の記録に残します。カード情報の全桁、セキュリティコード、有効な決済リンクは、一般的なシフト引き継ぎ記録に記載しないでください。
管理者が承認する際は、日次合計が一致していることだけを確認するのでは不十分です。すべての入金が正しい宿泊予約に紐づき、同じ金額が二重に計上されていないことを確認してください。残る差異には、それぞれ説明、または明確な追加確認の予定が必要です。